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【COP10先住民族ニュース】IIFB最終声明(10/29)

生物多様性に関する国際先住民族フォーラム(IIFB)の最終声明
第10回生物多様性条約締結国会議(COP10)
2010年10月29日 名古屋

議長、ご臨席の閣僚および参加者の皆様、先住民族の兄弟姉妹

 本日、私は生物多様性に関する国際先住民族フォーラム(IIFB)を代表して
声明を読みます。
 2週間におよぶ作業と長時間の議論、多くの交渉を重ね、COP10が終わろうとし
ています。私たちIIFBの代表たちは、先住民族女性の参加もえて、私たちの提案と
考察をもってすべての議論に積極的に参加しました。

 IIFBは、先住民族・地域共同体の文化的知的遺産に対する尊敬を保障す
る倫理的行動規範の採択を歓迎し、条約締結国と利害関係者が先住民族と関わる
際にはこの規範を活用することを求めます。私たちは、8条j項の作業プログラムに
おける慣習的持続可能な使用に焦点があたったこと、生態系管理と生態系サービス、
保護地域に関する真剣な議論のためのテーマも歓迎します。

 私たちは、厳しく集中した議論の中でも先住民族・地域共同体の権利に関する
関心を表明するという、締約国が示してくれた配慮の気持ちに感謝します。妥協は
強いられましたが、戦略計画の決定過程と実施における先住民族・地域共同体の
全面的かつ効果的な参加の権利が認められたこと、指標に関するIIFBの作業を、
私たちは指摘したいと思います。

 COP10における決定を先へ進めることを、私たちは強調します。締約国が合
意されたことを公約とし実行しなければ2020年目標は再び失敗することになりま
す。私たちの権利――とりわけ「先住民族の権利に関する国連宣言」、全面的かつ
効果的な参加、伝統的知識と慣習的持続可能な利用――の正当な承認と尊重によっ
て、私たちは条約の目的に従って前進することになるでしょう。

 先住民族は、とくに自分たちの領域と生物多様性において、気候変動の悪影響
に直面しています。締約国が、経済的および非経済的な動機がもつ社会的文化的
な側面について配慮を払わなければ、私たち先住民族の生物多様性と生き方を保
護することはできないでしょう。私たちにとって、その配慮とは、回復、適正技
術の移転と能力形成、恩恵の公正かつ衡平な分配、そして何よりも私たちの自主
決定権の尊重なのです。

 ABS名古屋議定書の採択にともない、締約国政府は、遺伝資源と関連する伝統
的知識を重視した国際法上の責任を明確にしたことになります。先住民族・地域
共同体はすでに精神的価値と倫理規範、慣習法、自分たちの土地と領域、
資源、伝統的知識についての導きとなる確立された権利を持っており、それらは
尊重されなければなりません。

 締約国は、先住民族の慣習と人権を支持し伝統的知識を保護する施策を国内法
に盛り込むことを受け入れました。しかし、生物学的海賊行為を止めるためにす
べきことはまだまだあります。その公正かつ意味ある実行のために、私たちは各
国政府と共に働くことを期待します。

 私たちを受け入れてくれた日本政府と私たちの兄弟姉妹である日本の先住民族
のもてなしに感謝したいと思います。そしてIIFBは、辺野古/大浦湾での軍事基
地建設とそれが生物多様性に与える影響という沖縄の兄弟姉妹についての憂慮を
表明したいと思います。

 議長、最後になりますが、COP10が終わる今日、そして国際生物多様性の年で
ある2010年の終わりにあたる今日、私たちは1992年に決めた未来に生きています。
しかし私たちは何を達成したのでしょうか。いつまで未来を見つめなければなら
ないのでしょうか。今こそ動き始めるべきです。

 議長、ありがとうございました。


COP10先住民族ニュース取材班
(文責:越田清和)
【2010.11.2 一部語句を修正しました。細川弘明】
【2010.11.17 一部語句を修正しました。木村真希子】
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