スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[COP10先住民族ニュース] 10月26日

9:00からいつも通り朝のセッションが始まる予定でしたが、メンバーがなかなか集まらないのでしばし雑談が交わされました。和やかな雰囲気の中、突然ビートルズの『イマジン』が合唱され、思わず一緒に歌ってしまいました。世界中の人が口ずさめる歌って大したもんだと感心しているうちに、セッションがスタート。スケジュールの確認とABS議定書についての報告が主な内容でした。

13:00からはCBD8(j)に関するコンタクト・グループに参加しました。文書の文言を巡って足したり削ったり、言い回しを変えたりと、各国の代表およびILCの代表が交渉をしていました。これまでの中で一番私の国際会議のイメージと合致するものでした。厳格な議事進行を想定していた私は、会場内を動き回る代表や、交渉の席でお昼ご飯をつまむ代表、そしてたまのユーモア交じりの発言に会場が沸く様に驚きました。おそらく安全保障関連の違うタイプの会議や、非公式協議ではまた違った雰囲気になるのでしょう。私の能力不足で内容までを把握することはできず、今回の名古屋入りで一番の辛酸を嘗めることとなりました。

18:15からはおなじみのサイド・イベント。寒い外を歩いて会場である名古屋学院大学まで向かいました。本日はロシアの先住民族によるプレゼンテーション。ロシアの先住民族について分析する際に注意しなければならないのは(ロシアに限ったことではないでしょうが)、ロシアは非常に広大な土地をもつために、一口に先住民族と言ってもその内実は多様であるということです。これはイベント中さまざまな箇所で言及されました。

アムール川周辺に居住する先住民族は、汚染物質によってアムール川が汚染され、その負の影響を受けていることを指摘しました。負の影響とは、癌の発生率を高めるといった直接的に人体に害を及ぼすことだけでなく、周辺の生態系が破壊されることによって先住民族の生活に変化をきたす間接的なものも含まれます。アイヌ民族もそうですが、川は先住民族にとって最も重要な資源の一つです。そして人間を含め、生態系にとって大きな役割を果たしている川は、いったん汚染されるとなかなか元に戻りません。

他方で、ロシアは連邦制をとっていますので、Tomsk oblastの保護区では先住民族による森や湿地(川・沼)の管理・保護が認められ、そして行なわれているようです。自然と共生してきた彼らの知恵は、生物多様性の構成要素の持続可能な利用というCBDの目的に大きな示唆を与えてくれるでしょう。

COP10先住民族ニュース取材班
(文責:中島嘉紀)
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Indigenousnet

Author:Indigenousnet
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。