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【COP10先住民族ニュース】サイドイベント FPIC

サイドイベント 10月25日
 自由で事前の情報に基づく合意(FPIC)-先住民族の経験から 

 このサイドイベントの議論の中では、FPICの重要性を認めつつも、現実には自分たちの権利の確立につながっていないことが問題として取り上げられた。
 このサイドイベントの議論の中では、FPICの重要性を認めつつも、現実には自分たちの権利の確立につながっていないことが問題として取り上げられた。
 フィリピンの先住民族であるMinnie Degawan氏は、フィリピンでは法律が整備されているものの、自分たちの決定のあり方とは異なる手法で協議が実施され、「YES」を言わせるためのメカニズムとなっていることが報告された。
具体的に次のような問題点が指摘されていた。
-政府の担当機関が開発を目指す鉱山会社などとの間のブローカー、仲介業者となつてしまっていること
-慣習法が排除され、テクニカルに積み上げられた詳細なガイドラインに従うことを求められること
-協議のために伝統的には存在していないグループが組織されること
-(伝統的なあり方ではない)秘密投票を求められること
-オータナティブな情報を得るのが難しいこと
-協議にかかる期間が限定されていること(会場から)

 また会場からは、協議に関する法律が定められ、先住民族運動の強い国であるボリビアですら、石油企業などの「モンスターと対抗するようなもの」であり、実施していくのは難しいというコメントがなされた。
 更にフィリピンの参加者からは、FPICに入ることは状況を悪化させる、FPICを拒否することが抵抗の道を残すという指摘もなされた。

<感想>
 本来、自己決定の権利を行使し、自分たちの開発計画、そして政策を定めていくことができれば、FPICはいらないのだ、というパネラーの指摘にもっともだと思いました。国家による「協議」プロセスの中に閉じこめられるのではなく、「もともと自分たちがコミュニティの中で実践してきた」決定のあり方を取り戻し、その議題の一つとして、国家や企業からの開発案を議論するというが望ましい姿のように思います。

COP10 先住民族ニュース取材班
(文責 青西靖夫)


参考:先住民族の権利に関する国際連合宣言
第3 条 【自己決定権】
先住民族は、自己決定の権利を有する。この権利に基づき、先住民族は、自らの政治的地位を自由に決定し、ならびにその経済的、社会的および文化的発展を自由に追求する。

第18 条 【意思決定への参加権と制度の維持】
先住民族は、自らの権利に影響を及ぼす事柄における意思決定に、自身の手続きに従い自ら選んだ代表を通じて参加し、先住民族固有の意思決定制度を維持しかつ発展させる権利を有する。
第19 条 【影響する立法・行政措置に対する合意】
国家は、先住民族に影響を及ぼし得る立法的または行政的措置を採択し実施する前に、彼/女らの自由で事前の情報に基づく合意を得るため、その代表機関を通じて、当該の先住民族と誠実に協議し協力する。


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