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【COP10先住民族ニュース】10月25日記者会見

生物多様性に関する国際先住民族フォーラム 記者会見
場所:224B 日本政府記者会見部屋 国際メディアセンター
2010年10月25日 午後4時半

生物多様性に関する国際先住民族フォーラムは、生物多様性条約の諮問機関であり、世界7地域の先住民族の代表によって構成される。約200名の先住民族がCOP10に参加している。

本日の記者会見のスピーカー
ギャム・シムレイGam Shimray(Asia Indigenous Peoples Pact)
デボラ・ハリー Debra Harry(Executive Director of the Indigenous Peoples Council on Biocolonialism)
レス・メルザー Les Malezar(Foundation for Aboriginal and Islander Research Action)
吉川秀樹 Hideki Yoshikawa(CBD市民ネット沖縄作業部会)

司会:グンブリッツ・レター Gunn-Britt Retter(Saami Council サーミ評議会)

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条約の実施と戦略計画
アジア先住民族連合のギャム・シムレイ氏は、「戦略計画の目標について、生物多様性の経済的評価に重点を置いた集中的な交渉が先週行われてきた。先住民族は生物多様性と日常的な交流があり、精神的なつながりを持っているため、われわれにとって生物多様性が非常に重要であるにも関わらず、生物多様性に関連する先住民族の役割と権利を主張することは極めて困難で、われわれを支持する国家は非常に少ない。」と述べた。
積極的な側面としては、保護地区を拡張する際にはわれわれの権利を尊重し、完全で効果的な参加を保証するという公正なやり方でなされなければならないという言及があったことだ。今日、われわれは国連先住民族の権利宣言の条項と調和して戦略計画を実施するという一文を付け加えるよう締約国に提案する。われわれは締約国がこの提案を受け入れることを深く望んでいる。

先住民族は提案されたABS議定書に批判的である
北米の北パユーテ民族であるデボラ・ハリー博士は、「CBDは遺伝資源が大きな価値を持つことが明らになったときに効力を発した。名古屋でのCOP10で、ABS議定書と利益分配が議論の中心となっているのは驚くべきことではない。世界の生物多様性を私有化することを進めるかどうかなどという議論は、時代遅れですでに結論の出た問題だ」と述べた。

ハリー博士はさらに、「遺伝資源を取り放題の状態で、先住民族は板挟みになっている。交渉では、国家政府は遺伝資源に関して主権を主張し、その主権が完全なものではないということを認知していない。」実際、先住民族は世界の生物多様性の資源や伝統的知識の権利保持者であり所有者である。条約の第1条は、主要な目的について、「遺伝資源に関するすべての権利を考慮に入れた、公正で平等な利益分配である」と述べている。それゆえ、CBDの締約国にとって、ABS体制において先住民族の権利を反映させることは義務である。

カナダは「本議定書の実施において国連先住民族権利宣言の重要性に注意し」という前文での一段落をかっこに入れた。ハリー博士は、「この一段落は先住民族にとって非常に重要である。なぜなら、この一段落が、議定書の実施において、国家政府が先住民族の権利を誠実に承認し保護することを確保するからだ。」

「議定書は先住民族の国際的に認められた権利の基準と調和的でなければならない。もしそうでなければ、ABS議定書は先住民族の土地と領域における遺伝資源の濫用を促進し、利益分配制度の中で伝統的知識を軽視することになるだろう。もしそうなるなら、究極的には世界で最も脆弱な民族をさらに貧しくさせることになる。」とハリー博士は信じている。

先住民族の伝統的な知識と遺伝資源が関与する際のカナダ政府の明白な抵抗は、カナダ政府は先住民族の権利をおとしめ消滅させる権利を保留しているということだ、とアボリジニ/諸島人研究行動基金のレス・メルザー氏は続けた。

沖縄の生物多様性と平和

国連規約人権委員会と人種差別撤廃人権委員会の勧告に反し、日本政府は琉球/沖縄民族を先住民族と承認していない。
沖縄における米軍基地の建設計画に関し、懸念が高まっている。そのうちの一つが絶滅危惧種であるジュゴンが生息し、きちょうなサンゴ礁やその他の希少種の存在する辺野古・大浦湾における巨大空軍基地である。もうひとつがやんばるの亜熱帯林において6つのヘリパッドを建築する計画である。

(文責:木村真希子)

<質疑応答>
【先住民族記者会見】続9/ 続いて質疑。最初の質問、Japan TimesのEric Johnston記者。ABS議定書の交渉が難航しているが、まとまる見通しは? 回答、IIFBのABS交渉チームのレス・メルザーLes Malezerさん(オーストラリア・アボリジニーの弁護士)

【先住民族記者会見】続11/ レスさん回答: CBDはあくまで国連環境計画の一環であり、国連体制の一角。人権宣言や先住民族諸権利宣言との整合性を保つことで、初めて機能する。そこを故意に歪めようとする国が交渉を台無しにしようとしている。

【先住民族記者会見】続12/ 質問2つめ、ノルウェーの放送局。サーミ遊牧民による過剰放牧など、先住民族自身による生物多様性破壊についてどう考えるか。レスさん回答: 先住民族にも発展する権利はある、それは否定できない。要は持続可能な発展ができるかどうか。その鍵は伝統文化にある。

【先住民族記者会見】続13/ 先住民族の伝統文化が、それぞれの地域で持続可能な生存を非常に長いあいだ保ってきたという実績からヒントを汲み取るべきだ。しかし、先住民族の権利を否定することで、持続可能な実践も壊れていく。まず主権を回復し、本来の文化のやり方を応用していきたいのだ。

【先住民族記者会見】続14/ 司会のグンブリット・レターGunn-Britt Retterさん(サーミ民族)からも補足回答: 先住民族も馬鹿な間違いをすることはある。それは否定しない。本来の伝統知識を十分に発揮する権利が与えらなければ悲劇がおこる。

【先住民族記者会見】続15/ 質問3人目、米国の新聞社(?)。ガムさんに、NGOや先住民族の声をもっと強力に届けるための具体的方策は? **ごめんなさい、ガムさんの回答うまく聴き取れず。あとで録画を見直します。

【先住民族記者会見】続17/ IIFB(生物多様性に関する先住民族国際フォーラム)のCOP10会場での記者会見 press briefing 16:30開始、17:00終了。明日以降、録画がアップされます。 http://webcast.cop10.go.jp  /おしまい

(文責:細川弘明)

#COP10 16:30よりIIFB(生物多様性に関する先住民族国際フォーラム)の記者会見 ライブ放映 http://webcast.cop10.go.jp/index.asp #indig #bdty


<以上>
COP10先住民族ニュース取材班
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