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[COP10先住民族ニュース]モノカルチャー・ライフはとてもデンジャラス

 今回COP10に参加している先住民族の人たちからいろいろ話を聞こうと思っているのですが、みなさん忙しそうでなかなか話を聞く時間が取れません。タンザニアのマサイ民族のアダム・オレさんとはCOP10が始まる前に話ができたので、遅ればせながら紹介します。

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 私はタンザニアのマナブからきました。タンザニアでも今、土地争奪が大きな問題となっています。投資家が入ってきて、商業目的で土地を囲い込んでいるのです。この動きは2009年からひどくなり、各地で住民の排除が進んでいます。また保護区設置の名目でも土地が奪われています。MbeyaやMorogoro、Manyaraなどで、土地や家畜を奪われ、失っています。
 マサイ民族、また他の遊牧民は被ってきた植民地期から土地を奪われてきました。自然保護区や大規模農業のために。最近も、保護区、都市化、軍事利用、鉱山開発、開発イニシアティブによって、土地を奪われ続けています。
 特に地方政府の役人がやってきて、私たちの土地を、家畜を奪うというケースがあります。その上に、私たちは中央政府にこの問題を訴えても、地方政府が情報をゆがめて、中央政府が信じないようにするのです。私たちは議会や、首相にも遊牧地の平和を求めて、訴えています。調査団の派遣も求めているのですが、現状は明らかにされていません。
 
 投資家たちがやってきて私たちの土地を奪っていきます。彼らは友好的でもなく、環境に対しても望ましい者たちではありません。さらに私たちを何の価値もないかのごとくに扱うのです。
 タンザニアの各地で遊牧を禁止する動きがあります。これは私たちのノマディックな生活を破壊するものです。ノマディクな生活をしてきたのに、それができなくなり、私たちは貧困になり、都市に移住せざる得なくなるのです。

 政府は私たちの生活のあり方を「プリミティブ」だとみなし、「近代化」せよというのです。「開発」といいますが、それは開発ではなく、破壊でしかありません。
 
 生物多様性条約ができても、行動計画の実施の段になると、資金がないなどという名目で実施されません。

 環境は、生物多様性の喪失を受け、人々は「近代化」の波をかぶって、「モノ・カルチャー・ライフ」を生きなくてはなりません。これは(農業の)モノ・カルチャー同様危険なものです。すべての人々を同じような生き方に導くことをできないのです。私たちは同じ人間ですが、様々な根っこを持ち、様々な文化を持っています。それぞれの文化は尊重されなければなりません。
 自然を守っていくのは、資本主義的な考え方ではできません。生物多様性を守るには、文化とともに、それぞれが、文化と結びついた、保全のための戦略を持ち、現在、そして未来の世代のために取り組んで行かなくてはなりません。
(10/15 聞き取り)
 COP10先住民族ニュース取材班
 (文責:青西靖夫)
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