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[COP10先住民族ニュース]DAY3

ニュースレターのUPが滞っておりましたので、おそくなりましたがここでDAY3とDAY4を連続でUPします。

20日、COP10三日目はアイヌに関するイベントが多く開催されました。午前中に開かれたサイド・イベントでは先住民族を代表してアイヌ民族の儀式が行なわれました。私はアイヌの儀式を見るのは初めてだったのですが、粛々と、そして厳かに行われるそれはどこかしら心を打たれるものがあります。イベント参加者はみなその儀式に見入り、しきりにシャッターを押していました。
その後はアイヌ民族の記者会見が行われました。以下にその骨子をまとめます。
宣言1
アイヌの生活漁業、アイヌによる自然資源管理を認めよ。
宣言2
生物多様性に影響をもたらす遺伝子組み換え種の頒布を、我々の土地で止めること、および、遺伝子資源の保護を要求する。
宣言3
生物多様性を維持してきたアイヌの伝統的な知識や、それを伝えてきたアイヌの「口承文芸」、アイヌ語・アイヌ語地名など、すべての文化的遺産・伝統を尊重するとともに、アイヌが、それらを次世代に伝承・教育するために有効な法的・政策的措置を政府がとることを要求する。

以上が宣言の骨子部分を抜粋したものであり、一部私が要約しています。ここで興味深いなと感じたのが、「固有の領土」という概念です。先住民族というのは土地との関係性が極めて重要であり、またそれを抜きにして語ることができません。だからこそ自分たちの住む土地やそこにある自然資源の管理・自決を政府に要求しています。しかし、土地に関する一般的な認識はいかがなものでしょうか。主権国家における領土とは主権の及ぶ範囲であり、資本主義の発達とともに土地は取引の対象物となりました。すなわち、もし人間が土地又は空間に境界線を画定することによって、土地はその固有性を捨象され、抽象化されたのが近代化だとしたら、先住民族の土地に対する観念と、政府の土地に対する観念とのズレが大きな深淵となって両者の間に横たわっているのではないかと感じました。

夕刻からはIIFBによるサイド・イベントが開かれました。ここではおもに指標(indicator)についての説明が行われ、大変勉強になる内容でした。なにをもって先住民族の権利が保障されているとする評価基準の設定は難しいと思うのですが、彼らはサイド・イベントの中でこの点について丁寧に解説をしていました。その考え方や手法には感心せざるをえませんでした。

COP10先住民族ニュース取材班
(文責:中島嘉紀)
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