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[COP10先住民族ニュース] 

「コミュニティ・レベルでの能力形成」
Capacity Building Experiences at the Community Level
15:00-16:20 Rm 211A (Ecosystems Pavillion)

※ツイッター配信の採録です。若干の字句を修正しました。
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 COP10「先住民族・地域共同体(ILC)の日」連続ミニシンポ、4つめ、ほぼ定刻開始(15:02)。司会はConservation Internationalのアイリーン・デラヴィン Eileen De Ravin さんという国連開発計画(UNDC)職員の女性。テーマは「コミュニティ・レベルでの能力形成の経験から」 /続く

続2/ 能力形成 capacity building とエンパワーメント empowerment は重なる概念だが、ニュアンスが違うんだよね。CBというとやや上から主導のような感じがする。あ、これはあたしの個人的意見です。以下、私見をまじえず、発表者の言葉や論点を拾っていくよ。

続3/ 最初の話し手は、インドのプラーブジョット・サディ Prabhjot Sadhi さん(地球環境ファシリティ GSF) GEFの小口助成プログラム(SGP)の運用事例について。(あれあれ、最後のほうで empowerment も強調されたなぁ。。。)

続4/ SGPは分散型のコミュニティ中心の事業助成。対象地域によって環境保全の焦点も開発の焦点も異なるので、それらに細かく対応することが基本。地域の当事者が「事業が自分のものである」という感覚 ownership をもつこと、とりわけ女性がその意識を強めることが成功の鍵。

続5/ 紹介された事例は、職業訓練やグリーン産品による付加価値形成など。すんません、インド英語のマシンガントークでついていけまへん。

続6/ 2人め、パナマのホセ・マヌエル = ペレス Jose Manuel P�rez さん(地球環境ファシリティ)パナマ先住民族クーナ Kuna のポパヤン Popayan 村での「サンドイッチ・アプローチ」(トップダウンとボトムアップの積極的組み合わせ)について。人々は事業のよいアイデアを持っているが、資金申請する、つまり書類を書く経験がない。

続7/ そこで、ビデオで事業案のプレゼンをする方法や、書き込み式の申請書などを組み合わせて、経験をつんでもらう。資金提供(審査)側は、却下するための理由を探すのではなく、採用するための理由を探す態度に徹する。少額を長期間助成することが地域の経験蓄積と能力形成に有効。

続8/ 3人目、ケニヤのルーシー・ムレンケイ Lucy Mulenkei さん(先住民族情報センター、IIFBメンバー)。少額助成の成功例は女ばっかりよ! 彼女たちは変わりたいと思っているが、伝統から離れたいというのではない。伝統知識は近代知識とまったく別に存在するのではなく、絡み合って成長するもの。

続9/ 女性に関するネガティブな文化慣習(強制的な若年結婚など)を変えようと思ったら家族・共同体がその問題についての認識を共有しないとならないし、そのような意識はTKの否定ではなくTKの延長として育つもの。内初的に変わっていく潜在力を引き出せるかどうかにかかっている。

続10/ 次の話し手、フロリーナ・ロペス Florina L�pez Miro さん(女性ネットワーク、IIFBメンバー)CBDに関連してラテンアメリカの先住民族女性の能力形成のセミナーが昨年から集中的に開催されてきた。女性の能力形成は、村の男性が女性の抱える難しい条件・現状への理解を深めることで初めて完全になる。

続11/ さらに、若者に<変化の方向性>と<伝統基盤>の両方を意識させることで「責任の感覚」をもたせることが大切。中南米では、若い女性リーダーが力強く育っていて心強い。今日この会場にも沢山来てるでしょ。TKぬきの変化では若者の能力は弱まってしまう。

続12/ 変化していく社会での先住民族女性の役割は、アセス役 asesora としての能力。意思決定に男性が関与する度合いはやはり高いのが現状。しかし能力のあるasesoraは決定を実質的に変えることができる。交渉技能がとくに重要。TKがしっかりしていないと交渉力が持てない。

続13/ 注釈: え~と、スペイン語の asesora は助言者という意味でしたかね。「アセス役」とあわせて訳してしまったけれど、それだと事後の監査みたいなので、ちょっと違うね。フロリーナさんは、意思決定プロセスの早い段階で関与する女性の役割を強調しておられたようです。

続14/ 生物多様性条約では8条jが大切だが、それ以上に、国連の先住民族の諸権利宣言の考え方を条約の運用、議定書の策定などで、もっと徹底させていかないといけません。以上、フロリーナさん。

続15/ 次の発表者は、ジョンソン・セルダ Johnson Cerda さん(男性)。環境保護NGOコンサベーション・インターナショナル Conservation International の先住民族コンサルタント。エクアドル・ケチュア民族の出身。

続16/ 気候変動問題と森林地域での対処法について、先住民族や地域共同体の人々に理解して協力してもらうためのコミュニティ・マニュアルや教育訓練プログラムを制作した。ガイアナ、エクアドル、グアテマラなどで実際にプログラムを実施、手直しした。

続17/ カード、ポスター、ゲーム、ワークショップなどを組み合わせたツール・キットを用意し、問題を理解するだけでなく、自ら伝えていく能力の形成をめざした。以上、セルダさん。最後にアイリーン・デラヴィンさんが各発言者のポイントをまとめ、16:20すぎ、終了。ふう。

ふへぇ、集中講義なみの密度です。同時通訳のクラウ君は全然「電池切れ」する様子がない。天才! このあと16:30から次のミニ・ワークショップが始まります。

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COP10先住民族ニュース取材班
(文責:細川 弘明)
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