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【COP10先住民族ニュース】IIFBの開会式声明日本語仮訳

生物多様性に関する国際先住民族フォーラム(IIFB)
COP10 開会ステートメント 2010年10月18 日 名古屋・日本にて

私たち世界の先住民族の代表団は、日本においてこの機会に参集できることを喜びとしながら、日本の先住民族であるアイヌ民族に感謝の意を表します。

私たちは、日本が現在、公的にアイヌ民族を先住民族として認めたことを大変喜ばしく思います。

私たちはまた、琉球・沖縄民族に関しても日本の先住民族であると認識しています。

私たちは、世界のすべての地域から先住民族としてごあいさつを申しあげます。

私たちは、日本政府、愛知県と名古屋市がこの重要な会議を主催されたこと、また国際社会において先住民族の権利を支持し、促進するという近年の日本の一連の貢献に対し感謝の意を表します。

私たちの代表は、多様な生態系を代表するすべての地域からここにやってきました。

―――――――
2007年、国連総会は、先住民族が世界の他のすべての人民と同じ権利と自由を持つことを承認し、支持しました。
 私たちは、自己決定の権利を有しており、それは、私たちが私たちの土地、領域、水域および天然資源へのアクセスに関して私たち自身で決定を行う権利を有することを意味します。
 私たちは、自分たちの領域の所有者であり、その領域に存在する生物多様性、生物に由来する物質と資源について全面的な責任を持っています。
 私たちは世界の他の諸人民によって自由に享受されているのと同じ権限を行使する権利、つまり、私たちの領域や資源が利用されようとしている時、自由で事前の十分な情報に基づいた合意(FPIC)の権限を有しています。
 先住民族としての私たちの地位や権利は普遍的に承認されており、今こそ生物多様性条約締約国によって尊重され、実施されなければなりません。
 これらの権利に関して妥協はありえないのです。
 国家によって先住民族が支配されていた時代は終わりを迎えました。

————————

 先住民族の生活は自然やその摂理と分かちがたく結びついています。
 私たちには生物多様性の喪失という事態を転換し、母なる大地の自然で精神的な存在を保護することが必要とされています。
 生物多様性条約プロセスにおける先住民族女性の参加は、条約交渉に重要な貢献をもたらしてきました。先祖伝来の知識を継承してきた私たちの長老は、条約の関連領域の重要な専門家です。
 先住民族の若者は、私たちの土地、領域、水域および資源、そして伝統的知識の継承に対して未来の責任を有しています。したがって、この会議での決定と行動に関して、彼(女)らの全面的かつ効果的な参加を保証しなければなりません。

————————
 私たちは、昨日、10月17日が国際貧困根絶の日であることを認識しています。
 先住民族にとって、貧困は、私たちの土地、領域、そして水域の喪失によってもたらされます。
 領域と資源がなければ、私たちの文化、伝統的知識、生計、発展の権利、そして精神的なアイデンティティは深刻な危機にさらされます。

———————

 本条約締結国が私たちの存在意義や重要性を無視することを、私たちは認めることができません。
 1992年に本条約が交渉され採択された時、私たちの先住民族としての存在と重要性も、私たち自身の領域に対する責任も、十分に考慮されてはいませんでした。
 過去20年のあいだに、多くの議論を経て、私たち先住民族に関する問題が少しは意識されるようになりました。それゆえ、私たちはこれまでの部分的な進歩について、条約締約国のみなさんに感謝したいと思います。
 しかしながら、「第三次グローバル生物多様性展望報告書」は、2010年に向けての目標が達成されていないという、決定的で有害な証拠を示しています。
 そして、Akwé: Konガイドラインが守られてこなかったということは、先住民族にとって重要な目標を2010年までに達成できないということを意味します。
 生物多様性と先住民族の権利の保護において積極的な成果を生みだすためには、より多くのことがなされなければなりません。
 締結国会議は、先住民族の権利が条約および関連する機関において定着するように確保する責任があります。
 私たちは、みなさんが自分自身のために設定した目標を達成できなかったことを、重ねて指摘したいと思います。
 もし、私たちや先住民族の重要な役割とアイデンティティを無視すれば、みなさんの失敗は続くことになるでしょう。

———————

 私たちは、先住民族の権利、利益、そして必要がこの会議におけるすべての決定を通じて考慮され、そして組み込まれることをCOP10に要請します。
 私たちは、計画および意思決定、実施のすべてにおいて、その最初から全面的かつ効果的に参加しなければなりません。そしてこの役割は合意文書に明確に反映されなければなりません。
 条約の実施におけるこの非常に重要な局面において、生物多様性条約における議論が先住民族の権利と利益に関わる際、先住民族が必ず参加することをCOP10は保証しなければなりません。

(仮訳:COP10先住民族ニュース取材班/市民外交センター)
【2010.11.16 一部語句を修正しました。木村真希子】
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